明日は何の日?3月16日

明日は『社日』です。

「社日(しゃにち)」は、「雑節」の一つで、生まれた土地の守護神である「産土神(うぶすながみ)」を祀る日です。

春と秋の年2回あり、春の社日を「春社(しゅんしゃ)」、秋の社日を「秋社(しゅうしゃ)」ともいいます。

基本的には二十四節気の「春分(3月21日頃)」または「秋分(9月23日頃)」に最も近い「戊(つちのえ)の日」が社日となります。

この日は土地の神を祀り、春の社日には五穀の種を供えて豊作を祈願し、秋の社日にはその年の収獲に感謝します。

日本では、農村において「地神講(じじんこう)」として地神(じがみ)または農神(のうがみ)を祀る行事を営む例も見られます。

また、春の社日に酒を飲むと耳が良くなるという風習があり、これを「治聾酒(じろうしゅ)」といいます。